詳細
製品概要
本製品は、SUS304ステンレスフレームの素材として、SUS304を使用した八角形×円筒の複合構造フレームです。外周は八角形のアングル枠と板金加工品で構成し、中央部に三本ロール曲げで成形した円筒部材を組み込んだ多段構造として量産製作しました。アングルの直線材、板金の面剛性、円筒部のロール成形を組み合わせることで、特殊形状でも高い剛性と寸法精度を確保。SUS304ステンレスフレームならではの耐食性と意匠性を活かし、板金加工と溶接の一貫対応体制で設計から仕上げまで一社で完結しました。

八角形×円筒の複合構造で実現する剛性と設計自由度
八角形のアングル枠と中央の円筒部材を組み合わせる複合構造は、装置内部に異形部品を収めたい場合や、円筒シャフトを多方向から支えたい場合に有効な設計です。当社では、八角形と円筒という幾何学的に難しい組み合わせを設計段階から検証し、各部材の収まりとアクセス性、生産性を両立させた構造を提案。SUS316丸角複合多段フレームのように、過去にも丸・角・八角形を組み合わせた特殊フレームを多数製作しています。
SUS304アングルと板金加工による枠組み
外周フレームには、SUS304のアングル材と板金加工品を組み合わせて使用しました。アングル材は直線部の剛性を担保し、板金部品は穴あけや切り欠きで取付部や軽量化を兼ねた形状にしています。レーザー加工機による板金切断とプレスブレーキ曲げで端面のバリと寸法精度を管理し、八角形特有の角度(135°)にも安定して対応。板金設計から相談できる体制を活かし、図面段階から加工性と組立性を両立する形状提案を行っています。
三本ロールによる円筒部の精密曲げ
中央の円筒部材は、三本ロールによる曲げ加工で成形しました。三本ロールは円筒・楕円・大R曲げに適した加工機で、SUS304ステンレスフレームに使用するSUS304のように加工硬化しやすい素材でも板厚を選びながら均一なRを確保できます。板金製の円筒は、丸パイプ材と比べて板厚・径・長さの自由度が高く、装置側の要件に合わせた一品物の円筒部品にも対応可能です。当社は本フレームのように、円筒と異形部品を組み合わせた製作にも実績があり、大型アルミパイプフレームやアルミ球型治具のパイプ曲げ・溶接組立といった事例も併せてご参考ください。
機械加工とTIG溶接で寸法と外観を両立
組立時の取付穴や合わせ面は、機械加工で高精度に仕上げました。板金やアングルだけでは確保しづらい公差・面粗度を、フライス・穴加工で詰めることで、装置メーカー側の組付け工程を簡略化できます。仕上げの本接合にはTIG溶接を採用。TIG溶接はSUS304のような耐食性が重要な素材において、酸化・スパッタの少ない美麗な溶接ビードを得やすく、後工程の研磨・仕上げ負荷も低減できます。アングル・板金・円筒という異種部材を、強度と外観の両立を求められる箇所で接合する場合に最適な工法です。
社内一貫生産で特殊形状にも柔軟対応
当社は1976年創業、1989年に板金事業部を立ち上げて以来、30年以上にわたり板金加工・パイプ加工・溶接の複合領域で技術を積み上げてきました。本フレームのように「アングル+板金+ロール+機械加工+溶接」という多工程を組み合わせた特殊形状でも、設計打ち合わせから仕上げまで自社内で完結できる体制を整えています。多品種少量・試作への対応にも対応しており、1台試作から少量量産まで柔軟に対応可能です。「特殊な形状なので難しいかもしれない」という案件こそ、まずはご相談ください。
関連する製作事例・対応業界
当社では、特殊形状のステンレスフレームや異種材複合製品を多数製作しています。本事例と関連する製作実績は以下のとおりです。
よくあるご質問
SUS304とSUS316はどちらを選ぶべきですか?
三本ロールでの最小・最大曲げサイズは?
アングル・板金・円筒など、異種部材の組み合わせも依頼できますか?
1台からの試作対応や少量生産はできますか?
特殊形状フレームのご相談はオーディーケーへ
SUS304ステンレスフレームのように、アングル・板金・ロール曲げ・機械加工・溶接を組み合わせる特殊形状の製作は、当社の社内一貫生産体制をもっとも活かせる領域です。「他社で断られた」「形状が難しい」といった案件こそ、設計段階からご相談を歓迎いたします。詳しい仕様やお見積もりについては、お問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。