詳細
アルミデザイン台車とは|軽さと意匠性を両立した製作事例
本事例は、アルミパイプを骨格に、装飾的なパンチングパネルを組み合わせたアルミデザイン台車です。オーディーケーでは、パイプベンダーによるフレーム曲げから、レーザー複合機でのパネル穴あけ、三本ロールでの曲面成形、TIG溶接による組み立てまでを社内で一貫して行い、軽量性と意匠性、そして実用的な強度を兼ね備えたアルミ製の台車を製作しました。
アルミは鉄やステンレスに比べて軽く、台車本体の軽量化に向く素材です。一方で溶接時にひずみが出やすく、扱いには熟練を要します。当社は1976年創業以来、30年以上にわたり板金・パイプ加工と溶接を組み合わせた一貫製作に取り組んでおり、アルミならではの難しさを踏まえた製作が可能です。
意匠性と強度を両立するアルミデザイン台車の特長
このデザイン台車は、側面・底面に連続した穴あけパネルを配し、無機質になりがちな台車に軽快な印象を持たせています。穴あけパネルは見た目の意匠性だけでなく、軽量化や通気・水抜きにも寄与します。フレームには曲げ加工したアルミパイプを用い、角に丸みを持たせることで安全性とデザイン性を両立しました。
キャスターを四隅に備え、少人数でも取り回しやすい移動性を確保しています。アルミ・ステンレスいずれの素材でも、パイプベンダーを活かした台車・架台・什器の製作にご相談で対応しています。
パイプベンダーによるアルミフレームの曲げ加工
台車の骨格は、太洋製パイプベンダー「TDR80」(Φ89.1まで対応)でアルミパイプを曲げて成形しています。継ぎ目の少ない一体的な曲げにより溶接箇所を減らし、見た目の美しさと強度を両立しました。アルミは曲げの際にスプリングバックが大きく、狙った角度に仕上げるには経験に基づく調整が欠かせません。
パイプレーザー・レーザー複合機による精密加工
パネルの穴あけは、アマダ製レーザーパンチ複合機「LC-2012C1NT」で行い、連続した装飾パターンを高い精度で加工しています。パイプ部材の端面処理や穴あけには、パイプインデックス付きのパイプレーザー「クアトロ」を用い、溶接前の合わせ精度を高めています。レーザー複合機とパイプレーザーを使い分けることで、板材とパイプの双方を社内で加工できます。
三本ロール成形とTIG溶接による組み立て
曲面を持つパネルは、住谷製作所製のウレタン三本ロールで滑らかに成形しています。三本ロールはアルミ表面に傷を付けにくく、意匠面の品質を保てます。組み立てには、パナソニック製TIG溶接機を用い、アルミ特有のひずみを抑えながら、フレームとパネルを丁寧に接合しました。TIG溶接はビードが美しく、デザイン台車の意匠性を損なわない仕上がりが得られます。

社内一貫生産でコストと納期を最適化
オーディーケーは、設計・パイプベンダー曲げ・レーザー複合機加工・三本ロール成形・TIG溶接・仕上げまでを自社工場(東京都青梅市)で社内一貫して行います。工程を社外に分散させないため、品質を一定に保ちながらコストと納期を最適化できます。1台からの試作・小ロットにも対応し、デザイン性を求める台車の量産前検証にもご活用いただけます。
関連する製作事例・対応業界
アルミデザイン台車は、店舗・ショールームなどの商業施設や、装置メーカー・医療機器メーカー向けの搬送什器としての実績があります。パイプ加工と溶接を組み合わせた、類似の製作事例もあわせてご覧ください。
- ステンレス搬送代車フレーム|1500mm級を複合加工で一貫製作
- アルミパイプフレームASSY|パイプ曲げからTIG溶接・組立まで一貫製作
- 大型アルミパイプフレーム製作事例|Φ42×4.5m級を社内一貫
素材選定や加工方法でお悩みの際は、アルミの板金加工・溶接、板金加工と溶接の一貫対応、板金設計から相談できる体制、多品種少量・試作への対応もあわせてご参照ください。
よくあるご質問
アルミデザイン台車は1台から製作できますか?
ステンレスやスチールでの台車も製作できますか?
既存の図面やデザインがなくても相談できますか?
アルミ溶接でひずみは出ませんか?
アルミデザイン台車のご相談はオーディーケーへ
本製品をはじめ、アルミ・ステンレスのパイプベンダーを活かした台車・架台・什器の製作は、オーディーケーにご相談ください。パイプベンダー・パイプレーザー・レーザー複合機・三本ロール・TIG溶接を社内に備え、設計から組み立てまで一貫対応します。お見積り・ご相談はお問い合わせフォームより承ります。